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Friday 26 October 2012

ワン&オンリーは育つか

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ここ一週間くらいで観たものなど。



Billy Liar (1963)



イギリスの60年代コメディ?映画ビリーライアー。

主人公のダメっぷりは文字通り留まるところを知らない、どうしようもなさが可笑しいし、そして痛い。もし友人だったとしても弁護の仕様も無いんだけど、悪人ではなく、空想が始まったらもう現実でひとりその主人公を演じ始めちゃって止まらない子どもが大人の姿しただけみたいな彼が最後、何も成さず何も得られずそれでも空想の中で軍隊とともに勇猛に行進する姿にちょっとだけじんとする。。





隠し砦の三悪人

世界の黒澤映画の1つですが、娯楽作品と評されるだけあってコメディ的で重苦しさがなく構えなくていい感じ。私、黒澤作品はこれと羅生門と、まあだだよの3つしか見てないのですが、イアンちゃんは例の名画1000選の本にあるものを全部観るつもりなので他の黒沢作品もいずれ観ることになるでしょう笑。



この御姫、凛々しくてかっこ良かったけど、、、
演技力があるのか無いのか、私には判断つかなかったyo...
この映画がデビュー作であり、
本人みずから「才能がないから」つって2年で引退したそうな。






そして、ソフィア・コッポラ熱が個人的ににわかに高まるタイミングで
チャリティショップにて99pでDVDをゲットした
ガーリー映画代表Virgin Suicides。
このキルスティン・ダンストがかわゆすぎる。あとりんご飴たべたい(関係ない)。


昔あらすじだけ読んで怖い、というか背筋がすーっとしちゃう映画かと思い込んでいたのでじつは長らく避けていた。。。ところがどっこい、プロットこそいきなり末の女の子の自殺で幕を開けるとは言え、美少女たちの何もかもガーリーな様子、10代の男の子たちの滑稽さにぷっと吹き出したり、どこかコミカルな要素に支えられて重いはずの内容がすっと受入れられてしまったのだった。。。不思議な映画。




キルスティン・ダンストが可愛かったし、
ソフィア・コッポラのガーリーカルチャー全開っぷりをもっと観ようと
Love Filmでマリー・アントワネットをレンタルするも
DVDに傷がつきすぎて飛ぶわ止まるわでクレームだして返却したので
それはたぶん来週に持ち越しの予定。



そして黒澤映画をみつつウィキってたら
監督は青年時代にだいぶトルストイやらドストエフスキーやら
ロシア文学を読み漁って影響を得た、とあるから

じゃあちょうどいいや、
このタイミングで日本から持ち帰った罪と罰を読むとしよう。
(英語が原作でなければ日本語で読んじゃえ、という主義に転換)






たぶん、むかし(10年以上前)読んだはずなんだけど
あまり覚えていない、、、
それにしても、主人公ラスコーリニコフのアレっぷり、
読み始めから100ページでもう全開。

ロシア人にけったいな固定イメージが形成されそうな気が、、、!笑
(人はそれを偏見と呼ぶ)




さて、最後にタイトルなのですが、
ワン&オンリーというのはちびちび読んでいる
オザケンのドゥワッチャライクに掲載のエッセイにでてくる話。

ワン&オンリー、それは種を守り、
水と太陽の光を与えて育てることで発現させるものなんじゃない?
というくだり。



こうして、
別に10代の文学少女でもないけど
映画を観たり、本を読んだり、というのは
もしかしたら手にするかもしれない種とか、
水や太陽の光になったりするかなあ、などと思いふけっているというわけです。

そんでワン&オンリーが育つかな、とか。。




2 comments:

  1. あー、マリーアントワネット、見たくなってきた! 見よ!! 笑
    マリーはお好きなら、DVD持っててもいいくらい、映像がステキです。
    ガーリー全開だけど、自然の美しいところもあって。
    療養中のときよく、BGMがわりにDVDを流してたときもあったほど、
    音楽もよいです。
    ロックだけでなく、オペラの選曲もすごく良くて、わたしはそこからそのオペラ自体も調べたほどです。

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  2. うちにも再度マリーアントワネットのDVDが送られてきたので
    今日か月曜にでも観てみます〜。トレイラーみただけで音楽チョイスにおお!と思ってたので
    増々楽しみになってきました〜。

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