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Saturday 8 April 2017

最近の読書


地元図書館に毎年しっかり予算がつきますようにと思いながら
割と積極的に図書館の本やDVDを借りるようにしています。

住んでる街だけじゃなく、
同じウスターシャーの行政区の市町村の図書館の本が借りられるので
オンラインで取り寄せるか(ちょっとだけお金かかる、75ペンスとか)
ウスターまで出かけた時に図書館にも寄って借りたりします。


というわけで、
最近大ヒットだったこの本もウスター市とウスター大学共同の図書館、
The HIVEで借りました。


Walter Moersはドイツの作家&イラストレーター&エトセトラな多才な方で、
これはもう何冊も出ているシリーズの3、4冊目なのですが
どれも1冊完結の上、ザモニアという架空の国の設定だけ同じでキャラクターはバラバラのようです。

最初に手にした時はシリーズって知らなくて、
しかも本を開いてみると作者はドイツ人、そしてこれはドイツ語からの英訳。
面白かったから調べたら何年か前に1冊目の「キャプテンブルーベアの13と1/2の人生」が
日本語に訳されています。
どの巻も400ページ~700ページという大ボリュームなので
これは先がなかなか訳されないかもなあ・・

私は英語で読み進めるしかないな。


この本の何が良かったって、
全て人間ではないキャラクターで、作者自身が描くイラストもすごくいいし、
舞台になる本の街ブックホルムは地上に見えている本屋の街並み以上に
もっと奥深く危険と闇組織に満ちた地下世界が広がっている・・・!

お揃いにしたくてスイスロール買ってきた笑

あと、前半の間に語られるブックホルムの食べ物の描写とか
奇妙な音楽会とか、ブックホルムの伝説のブックハンターの話とか
もう上げたらきりがないけど、
そういう細かい設定はジブリの映画みたいな魅力がいっぱいです。



借りるときは450ページか~英語で読む中では一番長いかも?と思いましたが
毎日頑張って読んで2週間半ほど。

これでちょっと勢いがついて、
映画を見る前にぜひ、と思って読み始めたサラ・ウォーターズのFingersmith(荊の城)も
550ページだったのに2週間足らずで読み終えられました。

(同じボリュームの本を夫がアッと言う間に読み進めていくので
負けてたまるか、と何故か競争意識を燃やしたため、早く終わったという
裏事情?もあります・・)



長い本を読んで自信もついたし、もっと挑戦して
さらにもっと早く読めるようになりたい。
サラ・ウォーターズだって、日本語だったら続きがきになって2、3日のうちに
読み終わっちゃうでしょうが、
早く続きが知りたくても自分の読み進めるスピードが遅くて
後半イライラしたほどです・・・



今度は日本語の本を読みつつ
歴史についてのながーい本でも、日本語なら空き時間に読んでたって1日100ページとか
そりゃ読んでしまえるよなあ・・道のり長いなあ、とちょっとため息のこの頃です。


Tuesday 28 February 2017

ちょっとブログでも


だいぶ放置しました・・・笑。


色々書こうと思うことはあっても
ブログを書く習慣から離れてしまって
コメントで人と交流するのも稀になり、
そしてますます書かなくなり・・ですがまあ、相変わらず
平日は半引きこもりで平和に生きています。


12月始めか、11月の終わりだったか、
もう一度ヘイオンワイに行って食べた豪華なバーガー↑。


義父なんかは
ヘイオンワイがすっかりただの観光地になって
洒落たカフェやアンティークショップが多くて人がぞろぞろ歩いてる
つまんない街になったと思ってるそうですが、


古本だって玉石混交でこんな訳の分からない爆笑SFもあるし・・

私にはアンティークは大歓迎だし
昔行った時は食べるところがあんまりなくてちょっと休むのにも苦労したので
カフェがいろいろあるのももちろん嬉しい。



この時は、ずっと行けずじまいだった
日曜定休のミステリー専門の古本屋にも行けて満足でした。


1時間半くらいで着くので
今年も1、2回いけるといいなー。

Wednesday 3 August 2016

Study

引っ越す時に、
2つ目の小さい寝室は私の仕事場ね!といって
My Study(書斎)と呼んでたんですけど

知人がちょうど処分するところだった古いPCデスクとソファいる?って声をかけてくれて
両方もらうことになり、
(私としては大学寮に備え付けであるみたいな殺風景に見えるPCデスクなんて
欲しくないし、正直せっかくの可愛いコテージに似合わないので入れたくなかったのが本音・・・・)

ただでさえ小さめの部屋に、貰ってみるとかなり幅のあるPCデスクが入っては
私の机を買う余地など無さげ・・・(*´з`)ブー
そのうちこのベッドルームは「あなた(イアン)の書斎」と呼ぶに至る始末。




ですが、
アンティークショップやマーケットを見るたび
机をチェックして
引っ越してちょうど1年という時についに見つけました。
通常より小ぶりの、ヴィクトリアン~エドワーディアンなタイプのライティングデスク!




この手の机は結構あるみたいで
私が買ったすぐ後にも同タイプの机が同じお店に出てましたが、
やっぱりこの小さめの机でぴったりなんですよねー。
左に20センチくらい隙間があるんですが、
コンセントがあるのでそのくらい幅がないと使いづらくなったろうし、
このちょっと奥まっているスペースに入るから窓から外も見えるし、
びっくりするくらい理想的にはまりました。


小ぶりな方が
これからいざお家を買ってお引越しとなっても(全然予定ないけど)
持っていきやすいと言うもの。



1年もかけましたが、晴れてデスクの上で仕事をしております。
ベッドルームの名前もYour studyではなく、今はOur studyです笑。


Saturday 2 July 2016

自転車屋さんのカフェ


いつも週末にモリソンズにいって
1週間分の食糧を買うのですが、その途中に自転車屋さんとカフェがならんでいて
自転車屋さんには好みのデザインの自転車がいつも並んでいるし、
カフェは外で野菜も売ってて可愛い感じで気になっていました。



ちょっと前になっちゃったけど、
週末によそには出かけずモルヴェンで過ごすことにした時
このカフェにいってきました。

机や時計、食器にヴィンテージやアンティークを使ってて、
やっぱり好みの予感は当たっていた・・・!


座席なんか、映画館のシートですよ。



このカフェ、中にはいると隣の自転車屋さんと繋がっていて、
自転車屋さんをしているご主人がカフェでご飯食べてて
終わるとまた自転車屋の方に戻っていきました笑。

私たちが行ったのはお昼ご飯にはやや遅い頃だったので
カフェのドアはすぐ閉まって、
出ていくときは自転車さんの方から帰りました。




イアンが頼んだクランベリーとチーズのトースティー


 私が頼んだサバのサラダとパン




あんまり理由も無くカフェには行きたがらないイアンなので
次に行けるのはいつかな~って感じですけど、また行きたいな。

Saturday 18 June 2016

ヘイオンワイ

ええと、何年ぶりでしょう。


たぶん、初めて訪れたのは2009年だったはずなので
7年ぶり、しかも
初めて行った時も文学フェスであるヘイフェスティバルの最終日でした。

あの時はカーディフ大の大学院生専用施設がやっている
バスツアー(ただ現地まで連れてってくれ、各自で観光した後またカーディフまで連れて帰ってくれる)で行ったんだった。

だけど、友達に誘われて初めてヘイオンワイを知って、
フェスティバルのことは殆ど知らなかったから
街からちょっと外れたところにフェス会場があるって知らなくて
特にお祭りらしい感じでもないなあ、なんて思ったのを覚えています笑。


しかし、
今回はフェスを目当てに行ってきましたよーっと。



モルヴェンの本屋さんでイベント目録を手に入れ、
パラパラ見ていたら、以前ブログにも書いたGoth Girlの作者(&イラストレーター)の
クリス・リデルが他のイラストレーターたちと座談会やるっていうじゃないですか。

わー、みたい、実際にお会いしてみたい!



もともと
イアンもヘイオンワイには行きたがっていたし
お昼ちょっと前に着くようにいけば街の古本屋も多少回れるかな?と思って
クリス・リデルさんのイベントと、シェイクスピアの朗読イベントを予約して行ってみました。

可愛いフェスのエコバッグ


会場でチケットを受け取り、いったん離れて街へ向かいました。




1時間半くらいしか時間がなくて
ご飯食べて3軒くらいの古本屋さんを見て回っただけなので
こりゃー近いうちにもう一度来ないとね!となりました笑。

ミステリー専門とか児童書専門とかの古本屋さんもあるので
そういうところもいきたかったけど時間切れ。。


最後に駆け足でアンティークセンターを見て、
ずっと欲しかったものを見つけたのでそれをささっと買って
急ぎ足でまたフェス会場へ。




イラストレーター仲間と即席イラストを始めるリデル氏(中央左)


リデル氏は、本当に想像通りのチャーミングで優しい雰囲気の方で、
なんと愛用のペンは(鉛筆じゃなくてペンでいきなりわーっと描いていく)
日本の呉竹の筆ペンなんですよー。
Pentel brush pen、と英語できいたときはピンと来なかったけど
後でググって見たら「あ、筆ペン・・・」って笑。


トーク中、リデル氏は
「日本の子供たちの教育用のものにゴ○ブリのイラストを描いたことがあって、
どうも日本の子供にはゴ○ブリが人気のようでねえ」

なんて言うではありませんか。


えーちょっと待ってー
人気なわけないべー、あんな気候だからよくいるし
駆除の話とか
衛生管理のことで話が持ち上がることは多いってだけで
だれもすきでない~笑




イベント終了後、リデル氏が檀上からフェス会場内の本屋さんへサインに向かう時、
ちょこっとだけお話できる隙があったので
「あのーわたし日本人です、
 お話とっても面白かったです、日本のお仕事されてたのとか。
 でもあの、私はゴ○ブリは嫌いですっ」
って早口で伝えたら、あっはっは有難う!なんて笑ってくれました。



そんで、そのまま私もサインを直接頂こうとおもって
サイン会に移動したので
列に並んでリデル氏のところに辿り着いたら
「あー!はろー!」って言われてw、
やっぱり引き続きゴ○ブリの話になったので
「いやーやっぱり害虫だし、蒸し暑い気候だからよくいるけど
 子供だってアレが好きではないですよー」って付けたししておきました。


まあ、ヨーロッパじゃ、いたとしても小さくて薄い色だったりして
アジアやアフリカのような外見とはかなり違うからなあ。
(こっちの大学院の博物館学で害虫について授業で学んだときに図版を見た)
日本人がいかにして手を下さずに追いやるか苦心しているなど想像もしないよね。。


(しかしそこまで熱くアレについて英語で語りたくはない)






私がサイン会に並んだためにシェイクスピアの朗読会はちょびっと遅れたけど
イベントは二つとも存分に楽しみ、
この日は物凄い快晴でお昼以降は真夏のようで、お天気に恵まれました。


テント泊が苦手なので
(イギリスはよほどお天気に恵まれないと夜中や朝方震える羽目になる・・・)
1週間テント泊でフェス参加とかは無理ですが、
来年は早めにイベントチェックしていろいろ見に行きたいなあ。。



以下、フェスで買ったもの:

リデル氏とお揃いのスケッチブック笑


サインを頂いた最新イラスト作品


古本屋さんでは時間なくて1940年代のピーターラビットシリ―ズ1冊だけ


Wednesday 4 May 2016

一時帰国


3年半ぶりくらいに
日本に一時帰国してました。

2週間の滞在はあっという間だったなあ・・・



うちの両親が
フライト到着時間を半日くらい前倒しして勘違いしてて、
せっかく事前にメールで書いておいたのに
それも確認せずに
わーわー騒いで警察にまで電話かけたという騒動を起こしていたので
着いた途端どやされて、帰って来るんじゃなかった・・・・て感じの初っ端でしたけどね。


すぐ次の日に松山にいる小学校1年からの親友に会いに行って
いっしょに宇和島の郷土料理のお店に行ってわーっといろいろ小中の同級生のことや
彼女の3歳の娘ちゃんのことを話して

松山の骨董屋さんで買った明治時代の瀬戸物の茶碗





高知に日帰りして食べたひろめ市場の鰹のたたき定食




たくさん美味しいもの食べたら気分も復活。
おいしい食事は世界を救うよね・・・



京都のものすごい外国人観光客の増大っぷりがすごい。
(清水は昔からですが、錦市場があんなに人で溢れてるとは!)
英語圏や中国だけじゃなくて、フランス語やスペイン語もしょっちゅう聞こえてきました。
地下鉄には和の旋律の電車発着メロディが流れ、
イアンは熱心にぜんぶを録音していました笑。



後半1週間は京都で蹴上駅の近くのゲストハウスに居て
何だか面白いヒッピーなオーナーさんと、ご近所さんとで
私の誕生日にビール飲み交わし、
最後にオーナーさんの持っているアボリジニの楽器やアフリカの打楽器やらで
皆でライブセッションして遊んだりしたんですよ~。
(ええ、滞在中に誕生日でしたw)



日本に行ったら本屋だ!思いっきり日本語の本を買いまくる!
と決めていたので
特に絶版で古本しかないものとか、シリーズで文庫でも3巻以上あって
なかなかイギリスから買いづらいものなど中心に
いろいろ買ってきました。

実物を見て吟味しながら本を買えるっていいですね~ビバ大きい本屋!




食べたかったものが色々食べられたし
小鉢や小皿も結構そろったし
実家に置いてあったものなんかも少し回収したりして(今はなき旧クーネルとかw)
充実したホリデーでした。。

Sunday 21 February 2016

2016年の本


CREA2月号の大人の少年少女文学特集、とてもいいです。。
一度電子版で買ったんだけど、1ページに色々な話が詰め込まれてるので
PCで見てるとフル画面でも文字がよめず、拡大もクリッククリック・・・の連続で
かなーり読みにくかったので、親が食料を送ってくれるのに合わせて紙で買い直しました。
ざっと読むだけならともかく、じっくり読むなら雑誌も紙がいいなあ。

私は子供の頃には家にこういう海外の良本などなかったし、
おちゃめなふたごもずっと知らなかったと思う(この挿絵で欲しくて雑誌注文時に古本も購入)。
こういう雑誌には子供の頃のすてきな読書体験がいっぱいで
こんな本を読んでこんなことを想像して、、というお話も自分にはないので
人のを聞くのが好きです。




そんな私が10歳以上にはなっていたけどまだ小学生のうちに読んだ
数少ない海外名作本がこれ。The Wind in the Willows。
前にチャリティーショップで買った本があるんで、この特別エディションは我慢してましたが
やっぱり見てると欲しくなって買っちゃいました。。

Mr badgerのお家がだいすき



長靴下のピッピも名前だけ知ってて、どんな話なのか全然知らなかったなー。
CREAの特集読んでから英語版でいろいろ見て、いちばん気に入った表紙のを買ってみました。



これは大人の本ですが、左がイアンのクリスマスプレゼントの1つだったカンディード英語版、
右が自分用のカンディード日本語版w。
ペシミストのイアンはよく人生のポイントって何だ、
その疑問にぴったりくる哲学が欲しいなどと言うことがあるので、
じゃあこれはどうよ、って送って、自分も新訳で読んでみることにしたのでした。
まあ、残念ながら「これぞ僕の哲学・・・!」とはならなかったようですが(ちぇっ←)、
でも読んだ後に何度もカンディードについて話してたので、結構楽しんだっぽい。

私はまるで運に恵まれない哲学者が最後に
「働きましょう、働くことだけが唯一わたしたちを退屈から救う」みたいなこと言ってて、
イアンのWhat's the point of life?の答えはこういうものじゃない?と思ってるんですけどね。





そして今月初めにバースへ行った時に買ったGoth Girlシリーズ最新作のサイン入り初版本♡
1作目を読んで以来、イラストレーターとして活躍してきた作者クリス・リデルのファンなので、
サイン入りをゲットできたのはとても嬉しい。
絵ももちろん作者が描いていて、すごーく絵もキャラ同様に設定がこだわってて細かい。
人も面白いけど、キャラたちの服装とか、インテリアとかの絵もいいんですよね。
人の文章に添えるものじゃなくて文・絵ともに一人で描いてるからか、作者の趣味全開っぷりがいい。

次の作品が出るときにはサイン会どこかで行けるといいなあ。。





これはモルヴェンの古書店で買った
あのビートン夫人の料理本。20世紀初めのエディションで、
ちょっと角が取れてたりしたので、たった5ポンド。






買った本はこの他にももう少しありますが笑、
これだけ並べただけでまだ今年入って2ヶ月目なのに買いすぎかなあとちょっと反省。
チャリティーショップにもときどき持っていってるんですけどね・・買う方が上回るね・・・



久々のブログなので、まとめて一気に本をリストアップしてみました。
今年の目標は熟成期間の長い積読本から10冊消費する、です笑。