日本でももう公開中の(ほぼ)サイレントフィルム、The Artist。
イギリスで公開されたのはかなり前だったのだけど、、、、
大きい映画館で見るよりローカルのミニシアター系で見たい
↓
上映時期が大手映画館より少し遅れるのでしばし待つ
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いざ上映となると期間が短く、一日の上映回数もわずか
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そんな時に限って忙しくなって見に行けない
というわけで、
すっかり諦めてDVDリリースを待っていたら
ミニシアター系でイースター休みから再度上映開始!やった〜!
この映画はまずは劇場で見たかったので、イースターサンデーに見に行ってきました。
私が日参しているイギリス在住関連の皆様のブログで
たくさんこの映画のレビューも読んだのですが皆それぞれ異なる視点で面白かったので
私もやってみまーす!
まず最初に映画の画面枠がぐぐっと小さくなる演出、
それに「おおっ」となったイアンちゃんと私。
あれね、昔のサイレントフィルムや古いトーキー映画上映の際の寸法なのです。
イアンは後でしきりに
今はひたすら大画面にばかり固執してああいうのをやらないのは
何とも残念なことだと唸ってましたが(年齢の割に感覚がおっさんです笑)
そういう昔のエッセンスを小粋に使うその手法にきゅんきゅん!
せっかく素敵に仕込まれたエッセンスなので
この映画をこれから見るならちょっと予習してみると
きっと楽しさ倍増だと思います♪
私達の場合でいうと、
チャップリンとかバスターキートンのサイレントフィルムを見た事があって、
軽快なタップダンスが出て来るsinging in the rain、
それから
かつてサイレントフィルムの女王だった女性の没落と狂気の映画
Sunset Boulevard(最後の彼女のセリフが秀逸)も去年みたばかりだったので
「この二つを組み合わせて、悲しい結末を差し引くとThe Artistだね!」と
帰り道に勝手に結論づけてました笑。
ま、これと同じものを見なくても、ちょっと予習があると
サイレントフィルムの大スターの主人公が
トーキー時代に適応できずに苦しんだ背景も、
新星として現れた女優ペピーの口の動きが駆け出しだったサイレントフィルム時代と
トーキー映画で大スターになった時とで違うのも
きっとニヤニヤしながら楽しめるはず!(ニヤニヤはしないって?笑)
私のお気に入りは上の写真みたいにどうよ!とポーズをとって
ペピーが映画会社の監督相手に
「ちょっと!私はアンタを脅してるのよ、分かってる!?」と
大見栄を切るシーンかな。脅してるっていいながらちょっとオドオドしてるのが可愛いw
小生意気だけどにくめない、みたいなキャラをペピー役の女優さんが好演してて
彼女の他の出演作品も見たくなりました。
と、こんなところが私とイアンちゃんの感想。
これから見る皆さん、Have a brilliant time with the film!
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