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Friday 23 May 2014

Among Others/図書室の魔法

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先日めでたく読み終わったAmong Others(邦題:図書室の魔法)。
408ページでフォントも大きくなかったことを考えると、英語で読み切った中では
今までで一番長いかも?
読み終わった記念に主人公が週末に買い食いする菓子パンを食べました笑。

1979年と1980年のイギリスが舞台で、
主人公の14~15歳の1年程の日記として描かれる作品なんだけど、
彼女と同じ年の子が読むより、もう大人になった世代のほうがグッとくるかもしれません。
主人公のこころの動きに自分のたどってきた道なんかをかぶせてみたり、とか
どうしてもしちゃいますよね~。

私は小学校の4年くらいからすっかり友達と付き合えなくなって
そうしたら休み時間の10分さえあまりに長くって時間をつぶす一番の手段が本でした。
中学の半分以上に至るまで私も図書室の住人だったのですよう。

中2の終わりのころ、何読んでるの、と話しかけられて
昼休みにバスケットボールやるから一緒にどうか、と誘われた時とか
社交辞令かと思って(←14歳でこの穿った見方、今から思うとおかしくて仕方ないw)
うん、と返事しつつ流してたら後日もう一度誘ってもらって
「ああ、本当に誘ってくれてるんだ」などと思った日をまた改めて思い出したりしました。

(しかしその時読んでた本がつかこうへいの「娘に語る祖国」で、
軽い沈黙になったのでした笑。もっと中学生っぽいもの読めよ!)



高校行ってから、同じ中学だった帰国子女の友達に
自分もいじめられて1人だったから、私がさっそうと図書室に出入りする姿をいつも見て
いいなあと思っていたんだ、なんて言われて嬉恥ずかしかったこともあったなあ。

高校の図書室は蔵書がかなり微妙で、
殆ど利用せず、高校から自転車ですぐの市立図書館に出入りして楽しんでました。
ドーム型のかっこいい図書館で大好きだったなあ。





ま、主人公の話自体がもちろん自分に似てるわけじゃないけど、
元図書室の住人としては笑、どうしたって図書室の住人の彼女にがぜん味方してしまうし
ふと友人ができたり、今までフレンドリーでないと思った人が実はとてもいい人で話が弾んだりすると
ああよかったねえええ~(泣)なんて喜んだり。

14にして初めて会った父親とのSF愛を通して築く友情のような、
不器用でぎこちない親子関係もみどころ。
世界が敵みたいに思えるところから少しずつ大人になって違うものが見えてくるストーリー、
本当に素敵な本でした。もうすごくすごくお勧めです。



最近おやつの殿堂入りを果たしたコーンミールブレッド。美味しくて腹持ちもよいです!



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2 comments:

  1. hahiuさんが楽しく読まれた事が伝わってきました!
    ちなみにhahiuさんは、わからない単語が出てきたとき、いちいち辞書で引いてますか?それとも意味を想像してそのまま読み続けますか?

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  2. 英語でイギリス人と同じくらい読めるようになったるぞー!と物語本を読み始めたころは
    気になった単語を引きつつ読んでたんだけど(それでも分からない単語が出るたび引くんじゃなくて、
    この単語前も出てきた、とか思った時なんかに)、
    今は辞書は全くひかず、勢いに乗って読んでます。単語アプリで語彙を増やすように頑張ってます。。

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