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Thursday 19 March 2015

大人のロアルド・ダール

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黒のロアルド・ダール…


チョコレート工場なんかの子供向けで有名なロアルド・ダールは
大人向けの奇妙なミステリーのような作品も書いてたりして、
これがなかなかクセになる、じわじわくる面白さです。

最後にえいやっと怒涛の展開を見せてメインキャラを窮地に追い込み、
子供向けだったらもう一度えいやっと展開して大団円になるところが
大人向けではそうはならずにシュールに終わっていったり、
「きっとこうなるんだな」と予測したら本当に最後の一行で覆されて「えー!」って声をあげたり。

うーん、ダール氏は完璧な大作家だ・・・





つい最近、図書館への予算カットに対する抗議デモがあったのをきっかけに
もっと近くの図書館を利用しようと決めてさっそく借りてきたのが、この2冊。
ああ、その数日後に奇しくも左の本の作者、偉大なファンタジー作家のテリー・プラチェット氏が
アルツハイマーの闘病生活の末に亡くなられてしまいました・・・。

ツイッターなどでニール・ゲイマン氏との交流の様子などが流れていたし、
自著・共著も去年出ていたので
まさかこんなに早く・・・と訃報に夫婦でがっくりとしていました。

アルツハイマーであることを公表されたのはずいぶん前で、
ファンはみんな心の準備を重ねてきていたのでしょうけど、やっぱり寂しいですね。




つい先日、義実家で夫のプラチェットコレクションを拝借してきたので
図書館で借りたホグファーザーは返却し
ディスクワールドのそれぞれの主人公別に時系列で改めて読んでいくことにしました。

図書館で借りたもう1冊、ル・グウィンのThe Dispossessedを読み終わったら
夫おすすめのGuards! Guards!から手を付ける予定です。






本の話題とは裏腹の自家製キムチ。最近キムチづくりに励んでいます。




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4 comments:

  1. こんにちは^^
    テリー・プラチェット、お恥ずかしながら、訃報を聞くまでまったく知りませんでした。
    とっても有名な作家さんだったんですね。
    作風としてはどんな感じなのでしょう?
    英国ファンタジーと言うとまず浮かぶのはトールキンなんですが、、、またちょっと違うのかな?
    ル・グインはゲド戦記ですよね?名前だけ知ってて実はこちらも読んだことないんです。
    ジブリで映画化されたんでしたっけ?いつかFilm4で放送するかなぁ~って待ってます^^

    キムチ、自分で作れちゃうんですね!すごいなぁ、、、とっても美味しそうです。
    白いご飯がモリモリ進んじゃいそうですね!

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  2. Saoriさん
    プラチェットはイアンの一番大好きな作家で、独特のユーモアセンスが特徴のファンタジーを書かれています。
    言葉遊びも好きだし、風刺的なドライでウィットに富んだユーモアなので日本語への翻訳は難しくてあんまり進んでないみたいですねえ。
    表紙から想像するよりもずっと大人向けで、イアンいわく「ハイティーンくらいからじゃないとあのユーモアは理解できない」だそうで。確かに洋書が今より読むの遅かった時に読んだら結構難しかったんですよね~^^;

    ル・グウィン、ゲド戦記が有名ですが私は未読で私にとってはバリバリのSF作家としてのイメージの方が強いのですが、
    それはさておき、ジブリのゲド戦記はびっくりするくらい駄作でした!!!
    ストーリーが全然読めないままいきなり終わって、一緒にDVDを見た友達と「えーーー!?」って叫んだ覚えがありますw
    期待値を下げまくって見たらイケるのかも・・・

    知り合いに簡単なレシピを教わったので、材料さえ揃えればぱっぱと作っちゃえるんですよ~。
    手に入る材料が違うので多少アレンジしますがこれを参考にしてます→http://cookpad.com/recipe/1000316

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  3. 4月2日の夜9時からBBC4でテリー・プラチェットのドキュメンタリー番組が放送されるようです。
    予定が変わるかもしれないので、また間際にBBCのサイトでチェックしてみてください。
    以前一度放送があったものの再放送のようですが、もしご興味があったら、と思ったのでお知らせします^^

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  4. Saoriさん
    わあ、ありがとうございます!
    イアンに言ったら見たそうにしてたので、忘れずにチェックします~

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